2015年8月15日〜8月30日

 

タイルとホコラとツーリズム season2 《こちら地蔵本準備室》

 

 Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2015年8月15日(土)から8月30日(日)にかけて谷本 研と中村裕太による「タイルとホコラとツーリズム season2《こちら地蔵本準備室》」を開催いたします。
 京都の街角を歩いた際、不意に地蔵菩薩や大日如来などを奉ったホコラ(路傍祠)を目にすることがあります。今も街角に残るホコラには、それらが地域に受け継がれ、奉られてきた信仰の対象である事を伺い知る事が出来るとともに、しばしば目にするタイルづくりのホコラには、それらが今日的な都市の様相を取り入れてきた歴史や変遷にも思いを馳せる事ができるものです。
 ギャラリー・パルクでは昨年のお盆の時期に、この「タイル」と「ホコラ」に着目した谷本 研(たにもと・けん/1973年・神戸生まれ)と中村裕太(なかむら・ゆうた/1983年・東京都生まれ)の2名の美術家による展覧会を開催しました。これは京都市内で目にするホコラの生態系に着目したもので、「タイル」と「ホコラ」をそれぞれのポイントとして捉えつつ、それらを地域における「ツーリズム(観光)」といった視野で考察する試みとして、「タイルとホコラとツーリズム」として開催されました。京都市立芸術大学大学院造形構想専攻修了後、アートとその周縁に関わりながら企画活動を行う谷本研は、フィールドワークにより市内中心部のホコラから三十三所を厳選した《三十三所ミニホコラ》を発表し、京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了し、〈建築工芸〉という視点からタイル・陶磁器などの理論と制作を行なう中村裕太は、建築・工芸・民俗の観点からのリサーチをもとに、《納涼盆棚観光》として路傍で採取したタイル片を集積し、会場内に盆棚を組み上げました。
 本展「タイルとホコラとツーリズム」はそのテーマは引き続きながらサブタイトルを「season2《こちら地蔵本準備室》」として、谷本・中村の2人が「地蔵本」の出版を目標に掲げ、そのための準備室としてギャラリー空間を活用します。会場には、タイルとホコラにまつわる様々な資料を蓄積し閲覧できる〝 ホコラテーク 〟が出現し、各地でお地蔵さまにまつわる活動をする方々から提供された文献や物品をはじめ、多治見市モザイクタイルミュージアムのコレクション、2人がこれまで制作してきた造作物や文献などが所狭しと陳列された、さながら〝 アチック(屋根裏部屋) 〟となります。また会期中には、ギャラリーを出発して夜のホコラを巡るナイトツアーや、〝 地蔵本 〟のアイデアを語り合うトークイベントも開催するなど、夏の地蔵盆の季節、ギャラリーはひととき彼ら(みなさん)の屋根裏部屋として開かれます。

*2014年に開催した「タイルとホコラとツーリズム」展の詳細はこちらをご覧ください。

2014年の展示風景

関連イベント

ワークショップ「タイルとホコラ・ナイトツアー」

昨年大好評だった「ホコラ巡礼ツアー」を、今年はナイトツアーとして開催。昼とは異なる顔を見せる「夜のホコラ」を巡ります。暗闇のお地蔵さまはどのような表情をされているでしょうか?

ツアーガイド|谷本 研、中村 裕太

日 程| 8月15日(土) 19:00~21:00 (小雨決行・荒天中止)
コース| Galler y PARC → 堀川御池周辺 → 三条会商店街周辺(現地解散)
定 員|15名(参加無料)
予 約|【 氏名 / 住所 / 電話番号 】を明記の上、【 info@galleryparc.com 】まで

*メールでお申し込みください。当日まで受け付けておりますが、定員になり次第、締め切らせていただきます。

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トーク・セッション「屋根裏談義」

各地のお地蔵さまやホコラをめぐるアレコレを詰め込んだ〝地蔵本〟の制作に向けた公開談義です。
談義には自由にご参加いただけます。お地蔵さまやホコラにこだわりや興味をお持ちの方、お集りください。

司会進行|谷本 研、中村 裕太

日 程|8月29日(土) 17:00~19:00
会 場|Galler y PARC
定 員|30名(入場無料 / 予約不要)

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お地蔵さまやホコラに関する資料募集中!

お地蔵さまやホコラに関する資料のコピー(A4縦サイズ限定)をお持ちいただければ、その場で感熱紙式大型コピー機を使って拡大複写し、会場にしつらえた書庫〝ホコラテーク〟に蓄積させていただきます。
※複数ページの資料の場合は一部を抜粋させていただく可能性があります。また白黒で低画質の拡大コピーのため、写真や薄い色はきれいに再現されませんのでご了承ください。

日 程|8月15日(土)~30日(日)までの会期中、いつでも受付ております。

 

出展作家略歴

谷本 研 |Tanimoto Ken

1973年 神戸生まれ
  京都市立芸術大学大学院造形構想専攻修了

アートとその周縁に関わりながら企画活動を行う。
主な展覧会に「デカダン秘宝館」(1996/ギャラリーココ)、「当世物見遊山」(1999/お宿吉水)など。2002年からは大津市仰木をフィールドに「地蔵プロジェクト」を展開中。デザインや漫画も手掛け、「ブリコラージュ・アート・ナウ 日常の冒険者たち」(2005/国立民族学博物館)や「Dan Graham: Beyond」(2009/MOCA)図録などに漫画を執筆。昨年、装丁を担当した「フランスの色景」(港千尋・三木学著/青幻舎)が出版された。観光ペナントの収集研究家として知られ、著書に『Pennant Japan』(PARCO出版)がある。

 
作品画像

谷本研 
《ヤマホコランタン・プロジェクト》
第26回国民文化祭・京都2011「亀岡祭・あかりの祭典」展示風景
谷本研×森太三×みずのきヤオロズ組×亀岡JC
(c)谷本 研

出展作家略歴

中村 裕太|Nakamura Yuta

http://nakamurayuta.jp/

1983年 1983年東京生まれ
2011年 京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了

博士(芸術)。博士論文「郊外住居工芸論─大正期の浴室にみる白色タイルの受容」。京都精華大学・京都造形芸術大学非常勤講師。 〈建築工芸〉という視点からタイル、陶磁器などの理論と制作を行なう。最近の展示に「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト─来たるべき風景のために」(2013 / 森美術館)など。 またapplied arts(応用芸術)としての工芸を作り手の視点から読み解き、その制作の方法を探っていく〈APP ARTS STUDIO〉 という教育プログラムを運営。

 
作品画像

中村裕太
《植木棚|壬生松原町》
2015年 撮影:表恒匡
(c)中村裕太

 

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