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菅 かおる

Kan Kaoru

作家インタビューを掲載しました。>>こちら

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  • 初回封入内容 |絵扇子 《水に咲く梅花藻とめだか》

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  • 初回封入内容 |絵扇子 《水に咲く梅花藻とめだか》

  • 絵扇子、扇子立て、題名紙

  • 菅かおる作品小冊子2018


蝋燭の灯りだけで絵画を鑑賞するなど、意欲的な個展を開催した日本画家・菅かおるは、四季の花を描いた絵扇子を4回に渡ってお届けします。
日本の気候風土の中で洗練されてきた日本画は、多様な四季の表現を可能としながら、画材や支持体においても柔軟かつ強靭でもあります。それゆえに日本画は私たちの暮らしの中の品々を「表現領域」として、そこに絵を「開く」ことができます。
菅により届けられる季節を感じる絵画とともにこれからの1年を過ごしてみてはいかがでしょう。

 

ロット:3

 

販売価格:¥55,000(税・送料込) SOLD OUT

 

本企画のために描きおろした扇子をお送りします。
菅かおるが水と四季をテーマに、身近な植物や風景、
あるいは生き物をモチーフにして扇子に日本画の手法で描きます。
※2回目以降、扇子のサイズや種類は変わる可能性があります。

 

■初回封入物:
1. 絵扇子(夏 / 水に咲く梅花藻とめだか) 日本画 / 和紙に墨と岩絵の具・金泥
2. 題名紙
3. 扇子立て(初回のみ)
4. 作者からの手紙  
5. 作品小冊子2018

 

■第2回封入物:
1. 絵扇子(秋)日本画 / 和紙に墨と岩絵の具
2. 作者からの手紙

 

■第3回封入物:
1. 絵扇子(冬)日本画 / 和紙に墨と岩絵の具
2. 作者からの手紙

 

■第4回封入物:
1. 絵扇子(春)日本画 / 和紙に墨と岩絵の具
2. 作者からの手紙

 

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  • 参考画像《AQUA(eternity) 》

  • 参考画像|和蝋燭に絵付けした絵蝋燭

  • 菅かおる作品小冊子2018

ロット:1

販売価格:¥528,000(税・送料込み) 受付終了

 

絵画(日本画)3点と扇子1点をお送りします。
幾何学的な線や曲線で構成された絵画シリーズ「Origin」「AQUA」
この作品に描かれている線やフォルムは主に
海の生物から参照しています。
曲線も、法則的な直線も、等しく有機的に包み込まれた
ひとつの世界を創り出そうとしており、日本画の技法と素材による
可能性を探求して制作しています。


※画像は過去作によるものでイメージです

 

◯△□(まるさんかくしかく)の変形0号サイズを3点+絵扇子 
※お届けの順番はお任せ頂きます。
 
技法は和紙に岩絵の具と箔/日本画。4回を通じて同じテーマで制作します。



■初回封入内容:
1. 日本画 変形0号 額付き
2. 作者からの手紙  
3. 作品小冊子2018

■第2回封入内容:
1. 日本画 変形0号 額付き
2. 作者からの手紙
 
■第3回封入内容:
1. 日本画 変形0号 額付き
2. 作者からの手紙  

■第4回封入物:
1. 絵扇子・扇子立て
2. 作者からの手紙  
3. 絵蝋燭(和蝋燭に絵付けをしたもの。飾ってお楽しみ頂けます。)

※お届けの順番はお任せ頂きます。
技法は和紙に岩絵の具と箔/日本画。4回を通じて同じテーマで制作します。

・参考作品(掲載画像)
《AQUA(eternity) 》
227×227mm(円形)
雲肌麻紙に岩絵の具 2021年制作

 

作家情報

菅かおる|Kan Kaoru

私は水をモチーフに描き続けています。生命ある水の神秘、力強さに魅かれているからです。私の描く絵の中では自然が生み出した豊かな曲線も法則的な直線も、等しく有機的なひとつの世界に包み込まれています。水に映し出される、色彩の美的で根源的な感覚を作品に注ぎたいと思っています。

 

 

作家略歴

大分県生まれ 

現在、京都と福岡を拠点に制作活動中

千住 博に師事

 

2000年 京都造形芸術大学 美術科 日本画コース卒業    
2004年11月~2005年8月 京都造形芸術大学 国際藝術研究センターフェロープログラム フェロー

個展

2019年 個展「光と海」”LIGHT AND SEA” 第1期(真宗佛光寺派 ⻑性院/京都)第2期(Gallery PARC/京都)
-水の環- (東武百貨店池袋店)
2018年 -環の中の永遠- (Gallery Seek)
2016年 菅かおる個展  (東武池袋 美術画廊)
水の記憶(あべのハルカス近鉄本店)
AQUA(吉井画廊 銀座)
2015年 菅かおる展  (丸栄 ギャラリーエスパス,名古屋)
secret place(新生堂 東京)
2014年 個展「アクロス・ザ・ユニバース(Gallery PARC 京都)
2013年 菅かおる展  (近鉄上本町店 美術画廊)
-月花水流-(東急渋谷店)
slow fire 蝋燭の灯でみる火の絵(Gallery Antenna)
2012年 菅かおる個展(松坂屋名古屋店)
2011年 菅かおる展(大丸京都店)
水に咲く(小田急百貨店新宿店)
2010年 菅かおる日本画展(大丸心斎橋店, 大阪)
菅かおる日本画展(川田画廊, 兵庫)
水中トリップ(Gallery Antenna, 京都)
2009年 西武百貨店(大津店アートサロン, 滋賀)
2007年 covered(大丸神戸店,兵庫)
浮遊(大丸東京店, 東京)
水鏡(天満屋福山店, 広島)
〜水の襖絵〜(大丸京都店)
2007年 菅かおる小宇宙展(丸栄ギャラリーエスパス, 愛知)
2006年 ー内の光・外の静ー(大丸心斎橋店,大阪)
flowers(大雅堂,京都)
2005年 〜水の惑星〜(ギャラリー白石,東京)
2003年 かんかおる展(新生堂,東京)

グループ展

2018年 二人展-菅原百佳・菅かおる-(永井画廊)
銀河の会(あべのハルカス美術画廊)
2017年 第4回グループホライゾン(高島屋日本橋店/横浜高島屋/大阪高島屋)
若手日本画作家三人展(米子タカシマヤ)
千住博と銀河のスターダム展(近鉄百貨店奈良店)
新鋭実力派作家3人展(東急百貨店 たまプラーザ)
干支展・金魚展(Gallery Seek)
-はるがすみ- 絵画4人展(京都高島屋)
第4回 続 「京都 日本画新展」(美術館「えき」KYOTO)
2016年 二人展 二つの波紋(鶴屋百貨店)
美のつぼみ 展(日本橋三越美術画廊)
第3回 続 「京都 日本画新展」(美術館「えき」KYOTO)
菅楯彦賞展出品(京都文化博物館・倉吉博物館)
2015年 琳派400年記念新鋭選抜展~琳派の伝統から、RIMPAの創造へ~ (京都文化博物館)
琳派につどう 屏風の美展(大丸京都店)
グループホライゾン  (日本橋高島屋)
Tea Exhibition ONE ASIA(VIPラウンジ 阪急うめだ本店10階 スークギャラリー)
美術特選展 S-elections(そごう柏展9階美術画廊)
2014年 公募 日本の絵画 2014 受賞作品展(永井画廊 / 東京)
NEW INTIMACIES ニュー・インティマシー   親密すぎる展覧会(企画)(ホテルアンテルーム京都 GALLERY 9.5)
天満屋185年記念 世界の美セレクション展  ( 巡回 広島、米子、福山、岡山)
日本画年鑑30周年記念展(法然院 / 京都)
Horizon Of Choice(山之内志賀高原ロマン美術館 / 長野)
2013年 slow fire(Gallery ANTENNA)
Kazkazumiyakan + " Q & Q "(Antenna Media)
グループプレシャス(京都高島屋)
アートフェア東京2013
京宵展(京都美術倶楽部)
トップランナー展(西武高槻店)
千住博研究会 大丸京都店(ギャラリーKyotoエスパス)
第2回グループホライゾン(高島屋日本橋店)
RIMPA MODERN(新宿伊勢丹)
風の会(三越日本橋本店)
千住博の弟子たち展(軽井沢千住博美術館)
2012年 風の会(三越日本橋本店)
アブストラと12人の芸術家
ULTRA005(spiral)
独創の旅 千住博期待の若手作家10人展(康耀堂美術館)
千年の会(オンワードギャラリー日本橋)
グループ・プレシャスー七色の風ー(高島屋京都店)
2011年 京都アペルト(KYOTO APERTO 2011)
multiple展(PRINZ)
京都造形芸術大学 日本画専攻 千住博研究会(大丸京都店+ギャラリーKYOTOエスパス)
グループプレシャス(高島屋京都店)
デパートに里山アートがやってきた!(西宮阪急百貨店)
2010年 Selected Artists of Gallery in Kyoto(京都東急ホテル)
新美会vol.3(新宿高島屋10階美術画廊, 東京)
jp アート now! 2010(ハイアットリージェンシー京都)
2009年 京都現世美術館(京都建仁寺境内 禅居庵, 京都)
現代人気作家12人によるー暦展(KOYOMI高松三越, 香川)
風の会(日本橋三越, 東京)
天の川会展(天満屋岡山店, 岡山)
2008年 “JOY” The drawing exhibition(北京, 中国)
TORONTO INTERNATIONAL ART FAIR 2008(トロント, カナダ)
ART  Singapore 2008(シンガポール)
疾風会(松坂屋本店, 東京)
Midsummer Show 2008(Azabu Art Salon , 東京)
きよら9人展(三越高松店 美術画廊, 香川)
千年の会ー千住博と若き波(オンワードギャラリー日本橋, 東京)
2007年 第2回Millennium−1000−の星展(池袋西武本店, 東京 そごう心斎橋本店)
新美会展(新宿高島屋階美術画廊)
千年の会ー千住博と若き波(オンワードギャラリー日本橋)
ART Shanghai 2007(上海世貿商城, 上海, 中国)
2006年 Millennium−1000−の星展(西武池袋本店, 東京)
2005年 銀河の会(近鉄上本町店, 大阪)
アートフェア東京
2003年 プレシアンス会展(日本橋高島屋, 東京)
他、個展・グループ展多数。千住博に師事。

賞歴

2016年 枕崎国際芸術賞展 佳作
2015年 琳派400年記念新鋭選抜展~琳派の伝統から、RIMPAの創造へ~ 優秀賞
2014年 公募 日本の絵画 2014 準大賞
2012年 康耀堂美術館賞 受賞 京都造形芸術大学 買上
ART AWARD NEXT 2012 入選
2011年 松陰芸術賞 受賞
2001年 第5回公募新生展 新生賞受賞
 
作品画像

Origin(古代の記憶)
410×318mm 
雲肌麻紙に岩絵の具・金泥
2018
mineral pigments and gold on Japanese paper

作品画像

AQUA(deep silver)
1455×1455mm 
雲肌麻紙に岩絵の具・黒箔
2016
mineral pigments and silver leaf on Japanese paper

作品画像

「水中トリップ 蝋燭の灯でみる水の絵」
展示風景(Gallery Antenna、2010)

作品画像

Origin(二つの螺旋と二重のジグザグ線)
410×318mm
雲肌麻紙に岩絵の具・金箔
2018 

作品画像

Origin(ふたつの光線と貝の出現)
410×318mm
雲肌麻紙に岩絵の具・金箔
2018

作品画像

水景色(掛け軸)
water view
紙本着彩
2012
mineral pigments on Japanese paper

 

 

作家インタビュー

 

─ 今回の[m@p]スタンダードのプランは?


四季を描いた扇子を4回に渡ってお送りします。
[m@p]は1年間・4回に分けて送るというところが一番大事なところだなと思ったので、毎回の季節感を出したものにしたいと思いました。また、四季とか季節感というのは日本画の武器、特徴でもあるかなと思って、スタンダードではそれを入れたいと思いました。
4回という形式でそれぞれ何を入れようかということも難しくて、アイデアは出るけれどひとつに絞らないといけないので、自分の代表として何を出せばいいのか悩みました。
これでお客さんが喜んでくださるだろうか、何が届くかわからない状態でまず買ってもらわないといけないので心配でした。
その中でA4サイズというサイズの制限を考えた時に、すでにある既存の「扇子」というカタチが一番シンプルだけど、やはり自由度があると思って。また、日本画家とはいっても、普段はなかなか日本の様式を倣って描くということが減っているから、扇子というもの、その扇型に四季を入れ込むというのをいい機会なのでやってみようかなと思いました。
扇子はあおぐものという意識があると思うのですが、飾れるように組み立て式の台も送ります。拡げて置くだけで、洋室にも和室にも置けるようなものとして考えています。
お茶の扇子はほとんど開いて使ったりすることは少なくて、たまに何かを乗せるということはあるけれど、自分のために持っておくみたいで、それと同じように、飾っても、自分のために持っても、使ってもいいかなと思っています。
扇子の大きさとか形も、調べてみたら茶扇子は小ぶりだったり、絵扇子はちょっと大きかったり、とサイズも少し違うので、毎回同じ大きさではないものにしようと思っています。扇子のつくりもそれぞれ少し違うので、調べて、試しながら変えてみようと思っています。

 

 

─ 1年分が揃ったら、季節ごとに飾るという楽しみもできますね。


そうですね、気軽に飾りかえていただきたいです。
手紙も同封するのですが、毎回個展の時などはお客さんと話したりするように、手紙を通してつながりを少し強くすることができればと思っています。
自分の近況を伝える新聞のようなもの...になるかわかりませんが、手書きで書いたものを入れると面白いかなと思っています。

 

 

 

─ プレミアムは?


深海を描いた「AQUA」や「Origin」というこれまでのシリーズの小品で、3回の発送で『○ △ □』のカタチが揃うパッケージを予定しています。4回目は扇子をお送りします。
『○ △ □』は世界の成り立ちにおける基本のカタチなんですが、幾何学的な模様を意識して描いている「AQUA」や「Origin」のシリーズを、パネルのカタチを『○ △ □』にして描いたら面白いかなと思いました。もちろん額付きです。
最後の扇子は季節感を描いたスタンダードとは違って、抽象の扇子にしようと考えています。扇子のカタチをとっているけど画面は抽象、という試みでもあります。絵蝋燭も送るので、ぜひ、○ △ □の作品と扇子、絵蝋燭を飾っていただきたいです。

 


─ [m@p]に取り組んでみていかがでしたか?


最初聞いた時は、難しいだろうなと思ったんですが、そういった機会が与えられるのが嬉しいから絶対やろうと思いました。実際、考えていくうちに難しくなってきたのはサイズや厚みでした。モビールとか、色々考えたんですが、最終的に原点に戻ろうと扇子になりました。
色々やりたいことはあったのですが、日本画家であれば、まずはこれを出したほうがいいのではと思って扇子にしました。
他のみなさんはほとんど四季、季節を取り入れないというのは意外でしたし、そういう意味では日本画家としての役割を与えられたとも思いました。
最初は実際の作品を見てもらうことなく、写真と言葉だけで説明するだけで、残りの3回は全く何が来るかわからない状態というのは、お客さんにとっても不安じゃないか、大丈夫だろうかと心配したのですが、展覧会に行く時だって、お客さんは実物をまだ見ていない状態で訪れるわけだし、作家もお客さんが喜んでくれるか、どう思うかなとかを想像しながら描くわけだし。よく考えると普段やっていることと似ているかなと思います。

 

 

 

 

空白