2011年8月23日〜9月4日

 

京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科 プロダクトデザインコース4回生

欲情ポップコーン

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、京都の文化・創造活動の更なる活性化への支援のひとつとして、芸術系大学への会場提供によって、協働・協力による展覧会やイベントを開催する「PARC_美術・芸術系大学サポートプログラム」に取り組んでおります。

本展「欲情ポップコーン」は、京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科 プロダクトデザインコース4回生に在籍する、17名の学生による展覧会です。

私たちの生活の中にあって、自動車やバイク、家具や家電、生活雑貨にいたるまで、道具と人との接点として「そのより良い関係」を模索するプロダクトデザイン。
同時代からのニーズに応えるとともに、新たな思考や提案によって、次の時代への流れをつくりだすプロダクトデザインの諸相には、現在とこれからの私たちの暮らしや社会を伺い知ることができると言えます。

本展では、京都造形芸術大学において専門的にプロダクトデザインに取り組む学生による、家具・ファッション・食・工業製品など、多様な分野におよぶ様々なアイデアや試作を、資料などを交えて展示いたします。
現在とこれからを見つめる若い感性から、新たな創造・提案が生まれ、洗練されていくプロセスの一端をお楽しみいただけるのではないでしょうか。

展覧会について

靴をはいているから足が痛くない
お昼ご飯はおいしかった
今日は勝負スカートをはいている

世界にはものがあふれている
わたしたちは満たされている

でも もっと欲しい
それは すごく贅沢でわがまま

だけど 求めないと 見つけないと
世界はそのまま 変わらない

世界のためじゃないけれど
自分のためかもしれないけど

はじけるように 求めてみる
見つからないなら つくればいいよ

本展は京都造形大学空間演出デザイン学科プロダクトデザインコース4回生17人によるグループ展です。
私たちはプロダクトデザインを通して人の生活を豊かにする方法を考えてきました。
それは自分が日常の中で感じたこと・見つけたことから発想しています。
この展覧会では、17人それぞれが心に秘めた理想や欲求の種をポップコーンのように、アイデア・デザインとして提案します。

 

主催者



出展作家

 

永来 愛子、奥村 香、金 寿貞、草木 佳大、田村 陽介、佐々木 雅也、曺 美姫、
田中 春菜、戸田 寛子、中野 由希子、中村 友紀、茗荷 森音、矢野 由希、
ゴーチャン・パッターポン、廣田 歩、中田 名津美、見島 弘将

 
作品画像

草木佳大・田村陽介
「籠 CAR-GO」 *イメージCG画像

作品画像

永来愛子
「oxidize」  *イメージ画像
履いている間に金属が酸化していく靴。 金属が酸化した様子(錆)を美しくみせたい。 錆をつける物として、人と距離が近く人によって使用条件が違う靴を選んだ。

作品画像

中村友紀
「くじらのキッチン」  *スケッチ画像
家庭の中で、家族が共同作業できるキッチンという場所に焦点をあて、キッチンをより心地良いものにしたいと考えた。 親子寄り添って泳ぐくじらをモチーフに、蛇口をくじらの噴水に模したかたちにしたい。 中央のバーをくじらの骨に見立てたりして子供が興味をもつようにした。

作品画像

見島弘将
「01」 *スケッチ画像
移動できる服屋さん 電車に乗る最大のサイズにまとめられて、その場所に行ったときに展開できる。

 

 

空白