Nakao Mien

Statement
本展について
1969年[昭和44] 2月5日に福島県郡山のホテルで、たくさんの人命が失われた火災事故が起こりました。
ホテルにはたくさんの絵画が飾られていましたが、それらも燃えてしまいました。
その中に日本画家・土田麦僊の《三人の舞妓》(1919年[大正8])も含まれていました。
今年(2025年[令和7])で、描かれてから106年、失ってから56年が経過しました。
本展ではこの火災事故に注目し、焼失した《三人の舞妓》の再現模写を通じて、失われた人 ・ ものを理解する
ために情報を集め、そこからあらたに形に起こしていく過程、そのとまどいの記録を展示いたします。
About
Gallery PARCでは、2025年1月18日(土)より、京都市立芸術大学大学院美術研究科保存修復専攻修了後、日本画における写生・模写の技術をベースに、「うつす」をテーマに作品を展開してきた中尾美園(なかお・みえん)の個展「エトランゼのまなざし、不確かなおもざし」を開催します。Gallery PARCでは2015年の「図譜」、2018 年の「うつす、うつる、」以来、3度目の個展となります。
|主催|Gallery PARC
|助成|公益財団法人天一美術文化財団 / 京都市「Arts Aid KYOTO」補助事業
Works

《花嫁のみらい》2016年
巻子(紙本着色) 額(紙本着色)桐箱 展示ケース アートソーブ 解説パネル
飛鳥アートヴィレッジ「明日香の匠展」展示風景、2016年開催、奈良県立万葉文化館 / 奈良、撮影:三國賢一

《遠い未来 近い将来》2016年
巻子(紙本着色) 桐箱 ブラックライト 色見本
Assembridge NAGOYA「パノラマ庭園 ー動的生態系にしるすー」展示風景、2016年開催、Botão Gallery / 愛知、撮影:怡土鉄夫
CV
1980 大阪生まれ
2006 京都市立芸術大学大学院美術研究科保存修復専攻修了
2024
「こまぎれの色どりたち」(ギャラリー揺 / 京都)
「日本国憲法展」(無人島プロダクション / 東京)
2021
「ボイスオーバー 回って遊ぶ声」(滋賀県立美術館 / 滋賀)
2020
「明日香の匠展」(奈良県立万葉文化館 / 奈良)
2019
「Roots Routes Travelers ルーツ・ルーツ・トラベラーズ」(成安造形大学 / 滋賀)
「ASYAAF2019」(DDP / Seoul, South Korea)
2018
個展「うつす、うつる、」(Gallery PARC / 京都)
個展「あすの不在に備えて」(元崇仁小学校 / 京都)
個展「紅白のハギレ」(ギャラリー揺 / 京都)
2016
Assembridege NAGOYA「パノラマ庭園 -動的生態系にしるす-」(Botão Gallery / 愛知)
2015
個展「図譜」(Gallery PARC / 京都)
2014
「シェル美術賞」入選(国立新美術館 / 東京)
2013
個展「いつかの庭」(KUNST ARZT / 京都)
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ギャラリー・パルクは、京都を原点に新たな食文化の創造や発信を目指すグランマーブルにより、「ものづくり」を通じた文化の継承と創造への取り組みをミッションとして、2010年7月に創設されました。アート・工芸・デザイン・写真・映像・パフォーマンスなどの幅広いクリエイションによる展示企画・開催などを中心に、おもに若いクリエイターの活動をサポートする取り組みを続けています。
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