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Artist info

祐源 紘史
Yugen Hirofumi

Exhibition View

Works

Statement

祐源紘史は、現在、広島を活動の拠点とし、人間の根源的な欲求である「食」を切り口に制作活動を続けているアーティストです。
祐源の作品は、既視感を与える形態を特徴とし、一見ポップな趣向を凝らしながらも、恐怖や不安といった感情を抱く要素を含んでいます。代表作の《スケルトン》(2009)を含むKFCシリーズでは、自ら食したKFCの骨をきれいに洗ってミニチュアの人体骨格へと変貌させ、皮肉にも消費者である私たちの姿を連想させています。
作品の多くは動物の骨、卵の殻、残飯の写真など、いずれも人間が食した命の残骸を素材としています。大量生産、大量消費の渦中において、見えにくくなっている命の姿を可視化しています。
2013年に祐源が開催した個展のタイトル「最初の食事が死の初めである」は、イギリスの神学者トーマス・フラーの言葉である「最初の呼吸が死の初めである」になぞらえ、食べることで生き長らえるエネルギーと、死に向かうエネルギーが不条理にも同じであることを示唆しています。祐源の作品は、その逆らえないルールを助長し、私たちの日常的行為である「食べること」「生きること」に言及していきます。
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CV

Biography

1979 岡山生まれ
2005 ハノーバー専科大学彫刻科交換留学
2006 広島市立大学大学院芸術学研究科造形計画 修了

 

Selected Exhibition

2019
「星を見上げるパイ ー想像と行為のその先」(Gallery PARC / 京都)
「ON ANOTHER GROUND ZERO : HIROSHIMA」(The Vanderbilt Republic Gallery / ニューヨーク, アメリカ合衆国)


2018
「第8回 公募 新鋭作家展 二次審査(プレゼンテーション展示公開)」(川口市立アートギャラリー・アトリア / 埼玉)
「かがわ・山なみ芸術祭2018 AYAGAWA」(綾川地区, 香川)


2016
「MINIFESTA #2」( Atelier Suterena / ウィーン, オーストリア) 


2015
「美術食堂|(ART SPACE ZERO-ONE / 大阪)
個展「PLEASE EAT ME」(アートスペース油亀 / 岡山)


2013
「アラフドアートアニュアル」(土湯温泉町 / 福島)
個展「最初の食事が死の始めである」(gallery t / 東京)


2012
「衣・食・住 ソウル–広島」(西京大学 / ソウル, 韓国)


2010
「食と現代美術 part6」(BankART1929 / 横浜, 神奈川)

 

Residence

2014
「Hiroshima-Bali Artist In Residence Program」(ウブド / バリ, インドネシア)


2012
「衣・食・住 ソウル–広島」(西京大学 / ソウル, 韓国)