2019年2月8日〜2月24日

Lagrangian point -Telepathy-

 2019年2月8日(金)から2月24日(日)まで、会場提供による大学協力展として、愛知県立芸術大学 大崎のぶゆき研究室の主催・企画による[Lagrangian point -Telepathy-]を開催いたします。

 本展は日本の中間地点「愛知」という場所を「ラグランジュポイント」と名付け、そこに浮かび上がる表現から彼らの思考や視点を知り、考察を進める試みであり、2014年の「Lagrangian point」、2015年の「 Lagrangian point -パースペクティブカスタマイズ-」、2016年の「Lagrangian point -To Form-」、2017年の「Lagrangian point -Drive on the Halfway-」に続き5回目の開催となります。

 おもにインスタレーションの手法を用いる浦野貴識(うらの・きさと / 1996年 愛知県生まれ)と、映像による木下雄二(きのした・ゆうじ / 1994年 奈良県生まれ)の2名による本展では、それぞれの視点やコンセプトは異なるものの、どちらもまだ未分化であることの魅力や可能性、あるいは葛藤やもどかしさを目撃いただければ幸いです。

主催者によるテキスト

「ラグランジュポイント -テレパシー-」  本展「 ラグランジュポイント」 は、愛知県立芸術大学油画専攻の在学および卒業生を紹介する企画として開催してきました。 彼らが日本の中間地点「愛知」という場所で思考したこと、表現しつつあるものを紹介することで彼らの「視点」を考察する試みです。  これまで、過去4回に渡って表現の強度を練り上げつつある卒業生や、特殊な様態が表出しつつある在学生などを紹介してきましたが、5回目となる本展でも前回(2017年)と同様に『何かを発見し始めた(ような)』作家を紹介する場として、木下雄二と浦野貴識の2名を紹介いたします。木下雄二は「他者に対して行う様々なアプローチや、反対に他者が私に対して与える影響等について」を考えることから制作しています。また浦野貴識は自身のイメージソースとなっているディスプレイや什器の「丁寧で誠実な“語り”を鑑賞体験として与えくれる」経験から知覚に関する問題を取り上げています。 二人の作品の本質はまるで異なっていますが、彼らの制作の過程はまるで「テレパシー」を発する訓練のようであり、自分というパルスを試しながらチューニングしていくようでもあります。彼らの表現を通して、関西でも関東でもない日本の中間地点の魅力を発見する機会になれば幸いです。

大﨑のぶゆき/美術作家


【主  催】  愛知県立芸術大学 大崎のぶゆき研究室
【監  修】  大崎 のぶゆき(美術家 / 愛知県立芸術大学准教授)
【協  力】  Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)

 

 


出展作家略歴

浦野 貴識|Urano Kisato


消費行動へいざなう商業施設のディスプレイや什器のレイアウト。または屋外広告。 生活の中で度々目撃するであろう、その装置たちのコントラストの効いたイージーなイメージや蠱惑的な態度、繰り返される同音同義のメッセージには辟易する人が多いかもしれない。 しかし彼らは、人間の身体や無意識を徹底的に規格化した姿かたちで私たちに対して実に丁寧で誠実な“語り”を鑑賞体験として与えくれる。 そんな日常のリアリティの象徴ともいえるディスプレイ達を視覚表現の“語り”として、聖性、内と外など根源的な人間の知覚に関する問題に接続を試みる。

 

1996年 愛知県生まれ
2018年 愛知県立芸術大学 美術学部油画専攻四年在籍

主な展覧会

2018年 MOTIVATE (愛知県立芸術大学/愛知)
2017年 愛知県立芸術大学×常滑市『鈴渓藝塾』滞在制作
IN SPACE (学食二階次元/ 愛知)
2016年 ルーレント今池 / 名古屋市内ウィークリーマンション企画
せっせっせーのよいよい展(ギャラリー彩/愛知)
2015年 プレプレその後展(ギャラリー矢田/愛知)
 
《lines》

浦野貴識

《lines》

2018
ミクストメディア
900×2700×2000mm

《narrative》

浦野貴識

《narrative》

2018
ミクストメディア
サイズ可変

《present》

浦野貴識

《present》

2017
ミクストメディア
サイズ可変

 

 

木下 雄二|Kinoshita Yuji

私は、「他者」という存在について探究することをテーマに創作活動を行っている。 私が他者に対して行う様々なアプローチや、反対に他者が私に対して与える影響等について考え、そうした行為·行動などを擬似的に行う(もしくは受ける)。 その結果、生まれた物体、ないし記録や資料を作品として提示する。 こうした思考方法から、自分と他者の関係を社会の縮図として捉え、日常の些細な事柄から社会に孕む様々な問題について考察し、制作しようと試みている。

 

1994年 奈良県生まれ
2017年 武蔵野美術大学 油絵学科版画専攻卒業
2018年 愛知県立芸術大学大学院 美術専攻科 油画・版画領域在籍

主な展覧会

2018年 3大学/タイ・日本国際交流版画展(シラパコーン大学/タイ)
拡張する知覚(愛知県立芸術大学 芸術資料館/愛知)
第13回タグボート・アワード(世田谷ものづくり学校/東京)
2017年 第6回NBCメッシュテックシルクスクリーン国際版画ビエンナーレ(有楽町朝日ギャラリー/東京)
DxPressions/Printmaking(名古屋造形大学 Dギャラリー/愛知)
2014年 グループ展「再結集展」(Antenna Media/京都)
 
《I talked with my friends today.》

木下雄二

《I talked with my friends today.》

2018
映像(9分19秒)
サイズ可変

《本、人》

木下雄二

《本、人》

2018
デジタルプリント
300×240mm

 

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